DM道場とは、お客様と船場印刷が、ダイレクトメールについて、いっしょに考え新しいことにチャレンジしていくページです。
期待感を持たせることが重要
DMを開けると、まず目に付くのが挨拶状。これに書いてあることによってDMの効果を左右する可能性がある。
まず、挨拶状のの最初にある見出し。これだけでもDMの効果を左右する。たとえば、家電量販店のセールの案内で「夏の決算セールのお知らせ」と書いてある。しかし、これでは事務的で冷たい感じを与えてしまう。ここでは、わかりやくて、DMに期待感を持たせるものにする必要がある。「欲しかった商品がお値打ち価格 夏の決算セール! この機会をお見逃しなく」などというように。見出しは短くするべきという考えもあるが、お客さんの心をつかむものなら、多少長くてもいいだろう。
そして、本文に入る。まず季節の挨拶があるが、これは短くていい。さほど必要でない挨拶が長いと読み手はイライラしてしまう。
特別感を出すことがポイント
その次は、DMを送付した理由だ。ここで「セールの案内をお送りします」とだけ書いてあったら、読み手はただ闇雲に送ったのだろうと思ってしまう。そこで「日頃ご愛顧いただいているカード会員の方に特別セールをご案内します」などと、お客さんに特別に送ったということをアピールしておくべきだろう。
送る側にとってDMは非日常的なことでも、お客さんは毎日のようにDMが送られてくるから、特別でないDMは目に留まらないのだ。
そして、最後には同封物への誘導、つまりチラシやリーフレットを読んでくださいと訴えかけるのだが、ここが弱いと元も子もない。
たとえば「お値打ち品を用意していますので、ご覧下さい」だけでは、あまりにも不十分である。この場合は「きっとご満足いただける値段で、数多くの種類をご用意しています。ぜひご覧になって、お越しいただきますようお願い致します」というような力強く訴求する言葉がほしいところだ。
もちろん、最後には担当者や問合せ先などの情報も忘れないように。責任を明確にし、信頼感や親近感を増すことになる。
DMの挨拶状の注意点