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船場印刷について

代表取締役社長 藤塚 謙次郎

姫路の地で60年。変わらないもの。変えてはいけないもの。代表取締役社長 藤塚 謙次郎

先を見た決断。

当時の活字はすべて鉛活字でした。一方で鉛は公害や健康被害の問題で世間の耳目を集めるようになっていました。利雄は思いきってすべての鉛活字を廃止します。この決断はまわりの同業他社を驚かせました。「船場は気が狂った」。そんな声すらあったと聞きます。フィルムと光硬化型樹脂をいち早く導入し、その後写真製版にも取り組みました。この決断は公害や社員の健康リスクを取り除くだけでなく、品質面でも納期短縮の面でも大きな競争優位性をもたらしたのです。利雄には先見の明があったと言えるかもしれません。

飛躍のきっかけ。

会社から細い通りを挟んだ向かい側には三菱電機さんの巨大な工場があります。もちろんたびたび足を運びましたが、立ち入る隙間はありませんでした。あるとき、オイルショックで日本中が紙不足に陥りました。三菱さんもカタログの準備ができずに大変お困りでした。その時に「できます」と申し出たのは船場印刷だけでした。この創業以来の大チャンスに全社を挙げて懸命に取り組んだ結果、ご満足いただける成果を残すことができました。この仕事をきっかけに大手メーカーや地場の金融機関、官公庁等からもご注文をいただけるようになりました。

変わらないもの。

お客様のご要望を越えた提案をすること。それこそが印刷のプロフェッショナルとして私たちが常に考えてきたことです。そのため印刷の前工程である製版と後工程である製本をいち早く内製化し、高品質と納期短縮の実現に加え、低コスト化への努力も続けてきました。またIT化への取り組みも他社に先駆けて積極的に行っています。「時代の一歩先をいくために、変わり続けていく姿勢」。今こうしてふりかえってみると、この姿勢こそが私たちが受け継いできたDNAなのかもしれません。

新社屋竣工披露会の様子

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